美しさについて考える

変わりゆくスタンダード

米誌『ピープル(People)』が毎年恒例で発表する「世界で最も美しい女性」。
2017年に選ばれたのは、ジュリア・ロバーツでした。
栄冠を手にした彼女は選出当時49歳で、とても若いとは言えない年齢です。

1990年のリストに挙げられた女性の平均年齢が33.2歳だった一方で、2017年は38.9歳となっています。
「若い＝美しい」といったスタンダードは最早過去のものとなり、年齢に囚われることなく、その人の持つ純粋な魅力が評価される時代になったと言えるでしょう。

多様な美しさ

オスロの広告代理店POLは、0歳から100歳までの女性をCMに採用しました。
以下はクリエイティブ・チームのメンバーの言葉です。

誰だって個性を持っていて、美しさには多様性がある。それに、美しく健康でいることに年齢の制限はないからね。その事実を皆に伝えたかったのさ。多くの高齢の女性たちには感激させられたよ。彼女たちは素晴らしい心を持っていて、人生を楽しもうとするんだ。

確かに、いきいきとしている女性の笑顔を見ていると、こちらも幸せな気持ちになれますね。

美に年齢は関係ない

本当の美しさとは、心の美しさから来るものです。

物事を前向きに捉え、いつも笑顔でいるように心がける。そうすると、顔の筋肉が鍛えられ、見た目の印象も自然と変わってきます。もちろん、逆もまた然りで、いつもネガティブなことばかり考えていると、段々と暗い顔が普通になってしまいます。

いつまでも美しくいるための秘訣は、なにより人生を楽しむこと。そして、自分らしさを大切にすることだと言えます。

現実的な問題

年齢という制約から開放されたとなれば、残る問題は２つ。
“お金”と“時間”です。

お金がなければ、予算上の制約で選択肢は少なくなりますし、お金があっても時間がなければ、実現ができないことも多いでしょう。
友人たちと「いつかゆっくり温泉旅行でもしたいね～」と言いつつ、なかなか実現できないでいる方も多いのではないでしょうか？

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